146. 再安定期-トンネルの出口

投稿者: | 2022年11月7日

本日は、米NY在住のナビゲーター/麻衣子さんとお送りしています。
オープニングトークは「バースデーパーティー」です(^^♪

再安定期―トンネルの出口

本日のメインテーマは、再安定期です。異文化移動の最後の段階は、新しい環境に身を落ち着け、新しい土地も人も、そのままを受け入れらるようになる時期です。自分の新しい居場所が出来る感覚をイメージしながら聴いてくださいね。

新しい文化圏を体験したら、その土地の習慣やあり方を根本的にも感覚的にも理解しながら生活することが一つの理想です。なぜならば、その土地に受け入れられたと実感できることは、人間の安心感に繋がるからです。ここにいていいんだな、、っというホッとした気もちです。自分自身の不安を取り除き、自分の中にある「時間」が現在に戻ってくる感覚です。自分に集中することでもあります。

【参考図書】
デビット・C.ポロック&ルース=ヴァン・リーケン(2010).サードカルチャーキッズ
―多文化の間で生きる子どもたちー スリーエーネットワーク

TCK Podcast 【今週のポイント】

★「再安定期」 -トンネルの出口

移動には得るものがあり、失うものもあります。TCK体験は、移動に伴う喪失に前向きに向き合う旅のようです。以前あったものは、次にはありません。それが当たり前でありながら「哀しみ」を伴います。この喪失の繰り返しに蓋をすることなく、心を開いて移動プロセスを受け入れることが近道かと感じます。感情を遮断しないでください。毎回蓋をしない大切さを届けたいと願っています。

「今日もTCKの氣もちにありがとう!」

◆CROSS自分を楽しむカウンセング家族講座

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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子

資格:公認心理師、臨床心理士
プロフィール
父親の海外赴任より幼少期(5-8歳)時代、米NYで育つ。アジア人意識を強く根づかせたNY生活より、大学では中国語専攻。中国安徽省短期留学。大卒後、自動車会社やコンサルタント会社に勤務。

産業カウンセリングに出逢い、臨床心理学に学ぶ。臨床心理学大学院修士課程修了。
行政機関で家族支援を経験して、現在は一般社団法人育ちネット多文化CROSSで主に家族支援、TCK(帰国子女)サポートを手掛けている。精神科クリニックや大学学生相談室においても臨床活動継続中。3人娘の子育て奮闘中!www.crossactnet.com

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