【TCK(帰国生)が抱えるテーマ】 繋がらない感覚⇒安心する実感へ
個人向けセッションや子育て講座のお陰で
6年間 : 約300名の方にお逢いしてきました。
その中で得られた伝えたいことは?
◆自分の氣もちが‟一番”大事
◆自分の氣もちが分かることが先決。
1.自分らしさとは
わたしは70年代の帰国生です。5-8歳の幼少期、NYで育ちました。
この2文章を自然に発するまで非常に時間を要しました。
アメリカでは、自分を表現する楽しさを覚え
それを無邪気に表現できる天真爛漫な女の子。
その楽しい日々は、日本に移動した途端一変します。
文化の適応に悩まされ、何かが違う体験ばかり。
そして、いろんな努力をしてきたと言えます。
しかしながら、物を言えば怒られ、
自分らしさをどんどん失っていくと共に、
人に合わせることで必死でした。
そして、日常生活がしっくりいかないな~、
と感じていた子ども時代でした。
高校時代、大学時代。就職、結婚。
人は、大きくなって成長するに従い、
誰しも人生の選択に迫られます。
岐路に立たせられると、何がしたいのか分からない。
目の前にあることは、何でもチャレンジしているのに、
「結果に結びつかない」という空虚感だけが浮き彫りになったと振り返ります。
何がしたいのか分からなかったのです。
2.大切な人を亡くして、向き合う時間
そんな時、兄の死と直面したことにより、
“生きるとは、何か?” “人の強さとは、何か?”
という命題にぶち当たりました。
心理学を勉強することで、自分がずっと抱えていた
繋がらない感覚を結果的に研究することに至りました。
人の強さには、“家族の絆”も大事な要素を占めるという
とてもシンプルな答えを体感しました。
3.家族という居場所
人は、家族の中で生きて、子ども時代を学ぶ。
それを軸に人生を楽しむ。
この明快なロジックは、
子育てに必要な自分の氣もち(感情)も
分かるようになりました。
それ以後、氣もちや感情を扱うことの
大切さを学べる子育て講座
「ACTすこやか子育て講座」に出逢い、講座を実践。
子育て講座では60%の方が、
自分の氣もちに気付き「涙」をされます。
感情と向き合う素晴らしさがグループワークにはあります。
子育てをする方々が、
自分の「感情」を理解することで、
自分に自信がもてるようになるのです。
*家族の絆を強くすること
*自分の感情と上手く付き合えること
この2つは、人生をよりよく、より楽しく歩んでいくために、
誰にとっても必要なエッセンスです。
4.自分と家族を主体に行動する
家族がいる。自分が確かにいる。
自分がいて、家族が成り立つ。
自分らしさと家族関係にモヤモヤ感を感じている方や
交通整理が必要と感じられる方に、
心理学のエッセンスが役に立つと思います。
【お問い合わせ】
info@crossactnet.com
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子(はつだ みきこ)
資格:公認心理師、臨床心理士
プロフィール:
父親の海外赴任より幼少期(5-8歳)時代、米NYで育つ。
アジア人意識を強く根づかせたNY生活より、大学では中国語専攻。中国安徽省短期留学。
大卒後、自動車会社やコンサルタント会社に勤務。
産業カウンセリングに出逢い、臨床心理学に学ぶ。大学院臨床心理学修士課程修了。
行政機関で家族支援を経験して、現在は一般社団法人育ちネット多文化CROSSで
主に家族支援、TCK(帰国子女)サポートを手掛けている。
精神科クリニックにおいても臨床活動継続中。3人娘の子育て奮闘中
【オンライン情報】
・月刊 海外子女教育 2022.2
https://www.joes.or.jp/cms/joes/pdf/publish/kikanshi2/202202kkntn.pdf
・一般社団法人育ちネット多文化cross | Facebook