145.【TCK Home Interview】ゲスト78 会社員/ 渡瀬 顕人さん

投稿者: | 2022年10月31日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第78回目のインタビューは、会社員/ 渡瀬 顕人さんのお話です。

メキシコにて。上着の番号/2021年販売台数

海外渡航歴 2回

(アメリカNY生まれ/ 10歳(小4)まで現地校に通う/
小4-6年 日本(名古屋市)に引越。公立小学校に通う/

中1-3年 アメリカNYに再度引越。毎年転校を経験/
高1 単身で日本(横浜)に帰国。ホームステイをしながら私立高校に通う。日本で大学進学/

現在、本田技研工業株式会社 勤務。
アメリカ・ナイジェリア・メキシコの3か国駐在経験あり)


・生まれ&育ちはNY。10年間のNY生活で、社会で使用する言語はもちろんこと、頭の中も夢も英語だった。
突然、日本への引越を両親から聞かされた。行き先の「名古屋」という都市は、どこにあるのかも知らなかった。まるでアメリカ人のような自分が名古屋の公立小学校に編入すると、意外にも、周りの人からは温かく迎え入れられた。怒られたこともなく、担任の先生にも恵まれたことに感謝している。

・2回目のNY行きを告げられた際は、複雑な心境だった。
日本を既に楽しんでいた自分は、友人と離れる寂しさと同時に、久々にNYに行ける期待感が入り混じる感情が交錯した。実際に、元々生活していた同じ環境に戻ると、自分自身が変化したことに驚いた。付き合う仲間グループが異なったことが象徴的だった。ショックを感じる自分もいたが、“自分とは何ぞや?”と、自分という人間を考える大事な時期だったと振り返る。

・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡様々な環境の経験が人間形成に繋がった。性格が元々前向きな上に、さらに多くの経験が積み上がり、無駄なものを何もないと感じている。全てが現在の自分になっていると思う。環境・縁・機会のすべてに感謝している。

と語られる顕人さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。顕人さんのTCK体験をお楽しみください。

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