029.【TCK Home Interview⑰】長島 りょうな さん

投稿者: | 2020年8月10日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)をお招きしてご自身の海外移動がもたらした影響・Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
そして、海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、
ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。

社会場面では、なかなか語られなかった事柄、
語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。
元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。


― 第17回目のインタビューは、長島 りょうな さんのお話です。

・海外渡航歴4回
(シンガポール生まれ/ 0-4歳 シンガポール /
4-6歳 日本・滋賀 / 6-14歳 独ドユッセルドルフ /
14-17歳 デンマーク/ 17歳~現在 日本・京都)

・ドイツでは、日本人学校に通う。
日本語のみ扱う生活だったが、異文化で育っていることは認識していたと思う。
何も不自由なく過ごしていたと記憶している。

・デンマークへ中2で家族で引越し、インターナショナルスクールへ通う。
初めて言語(英語)の壁にぶち当たった。当初は辛くて、泣きながら学校に通っていた。乗り越えられた理由は、ハンガリー人とドイツ人の友人をスムーズに創れたことだと考えている。総じて、3ヶ月ほどで適応していった。

・日本の大学キャンパスライフに強い憧れがあり、高2で自らの希望で、単身日本へ戻った。
親元を離れたことはさみしかったが、日本(京都)でもインターナショナルスクールという同じ環境に身を置いたことは、環境に溶け込むのに奏を効した。日本育ちの日本人の友人たちに、たくさんの刺激を受けたと思う。

・自分の移動(4回)は異文化を理解する国際感覚を身につけられたと自負している。
国際感覚とは、文化を理解するのみならず、相手のそれを寛容に受け止められて初めて「ある」と言えると思う。自分自身は、日本人感覚が足りていないと思っていたが、大学での日本生活により、日本人としてのピースが埋まったと思う。将来は、日本人として、日本を基盤として、グローバルに活躍していきたいと考えている。

と語られる長島さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
長島さんのTCK体験をお楽しみください。

 


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