元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第96回目のインタビューは、沖本 麻衣子さんのお話です。
・海外渡航歴 2回
(大阪生まれ/
5歳 香港へ引越。プレスクール卒園後、日本人学校に進学/
小4 日本に帰国。公立小学校に通う/
中1 台湾へ引越。日本人学校に通う/
高校・大学共に日本で進学後、日本企業に就職/
駐在妻として3年間シンガポール帯同経験あり)
・香港の現地文化を怖がらず馴染んでいた。ダイバーシティー豊かな日本人学校で伸び伸び過ごしていた。
言葉の壁はあったものの、生活には困らず英語を話していた幼児期だったと聞いている。小学校では自由な校風な中、周りの目を気にすることなく発言していた自分は楽しかった。
・帰国後、状況は一転した。日本文化や常識の理解不足が大きなショックを招いた。周りを気にするようになった。
友人から弾かれる異質な自分を感じていた。小4で編入した小学校には馴染めなかったが、小5で転校した際には、無意識ではあったものの、努力して馴染もうとする自分がいたと振り返る。
・中1の夏、2回目の海外生活として台湾へ引越。香港とは異なる穏やかな台湾には、異なる良さを感じた。
香港を彷彿とさせる感覚が蘇った。日本人中学校では、自由な校風で違いを違いと感じずに、伸び伸び暮らせた。中学生としての日本帰国は、すんなりと溶け込めたと思う。中1に通っていた同じ中学校という理由もあるが、日本をある程度知っている基盤があったことが大きな要因だと考えている。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡アジア圏を幼い頃より見て体験していることから、文化における偏見が自分の中に無いように感じている。日本帰国後の葛藤を体験したことからも、コミュ二ケーションの取り方や空気を読むことなど、文化に対するバランス感覚が研ぎ澄まされた。現在の強みになっていると思う。
と語られる麻衣子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子
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