元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第95回目のインタビューは、Shotaさんのお話です。
・海外渡航歴 1回
(大阪府堺市生まれ/
小3 ルクセンブルクへ引越。
インターナショナルスクールおよび補習校に通う/
高1 京都の私立高校(帰国生が8割)へ入学/
日本の大学を卒業後、金融機関に就職/
現在タイ・バンコクに駐在。TCK2人の子育て奮闘中)
・サッカースクールに通う運動好きの少年だった。ルクセンブルク行きを言い渡され、泣いていたのを覚えている。
家族全員がリビングルームに集合して、ルクセンブルクに行くことを聴かされた。突然のことだった。友人と離れることが嫌で、悲しくて泣いた記憶がある。
・英語が話せないことはストレスで、周りの人に自分が分からないと思われるのが嫌だった。
ESLを利用することで英語が話せるようになった。一方、日本のコンテンツには助けられたと思う。ポケモンカードが流行っていた時期に、レアカードを持っていた自分はそれを保持していたお陰で、コミニュケーションが出来る経験ができた。中2-3年になると、周りの日本人が帰国することで日本人が自分だけになった。それにより、様々なコミニュティーでいろんな国の友人との交流が拡がった。楽しい記憶が鮮明に残っている。
・高校1年時に、日本へ単身で帰国する選択をした。
キラキラした日本を想像していながらも、日本を7年も離れたことから日本を怖いと感じる面もあった。帰国生の多い高校に進学して寮生活を送った。テニス部は日本的な体育会組織であり、慣れるまで時間を比較的要した。しかしながら、一旦慣れてしまうと、高校生活が(授業もテニスも)全般的に楽しめるようになった
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡様々な国の人たちに出逢い、日本を逆に意識させられたと感じている。例えば、ヨーロッパで生活しているとアジア人として一括りにされることも多い。そんな場面では、「自分は日本人だ!」と主張したくなった。このように、自分の国を見つめる機会が多く得られたのだと思う。
と語られるShotaさんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
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