153.【TCK Home Interview】ゲスト82 Janathan Eric Rasmussenさん

投稿者: | 2022年12月26日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第82回目のインタビューは、Janathan Eric Rasmussenさんのお話です。

海外渡航歴 1回

(アメリカ生まれ/ 10ヶ月で日本・京都へ家族で引越。公立幼稚園・小学校に通う/
小5-6年 京都インターナショナルスクールへ転校/
中1-高3 神戸・カナディアンアカデミー(CA)に進学/

アメリカの大学に進学。大学卒業後、米軍に1年半入隊。/
現在は、東京・福生の米軍基地で通訳として活躍中)


・父親が宣教師であるため、日本で生活する幼少期・学童期であった。
日本が大好き。小学3年生で「人間」の親友“みっちゃん”が出来たことが嬉しかった。それまでは、犬とニワトリの友人しかいなかったが、初めて自分と向き合ってくれる大切な友人が出来た。現在でも交流が続いている。

・両親が将来を見越して、インターナショナルスクールへの転校を決めた。
日本の公立の小学校を友人たちと一緒に卒業できない寂しさはあったが、両親の方針に従い転校を決めた。中1で神戸のカナディアンアカデミーに入学すると、全寮制の生活も相まって、居心地の良い学校生活となった。歌舞伎を演じたり、友人と六甲山の夜景を見たり、良い思い出が詰まっている。

アメリカの大学に入学すると、逆にホームシックに陥る体験をした。
少年時代はアメリカに行くことを待ちわびていた。しかし、一旦アメリカ生活が始まると、意外にもホームシックが待っていた。日本語を話す自分の部分は無知されることが多く、アメリカの現状に物足りなさを感じた。自分を表現することに関しては成長できたが、本質的な自己のアイデンディディーを追及していくことに繋がったと思う。

・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡アメリカという国が、ある意味“おかしな”国と認識するようにはなった。いろんな意味で、アメリカは親しい人に逢いに行く場所ではあるが、帰る場所ではないと理解することになった。一方、日本も長く滞在し過ぎたとも感じている。人生は旅であり、自由人でありたいと思う。

と語られるEricさんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。EricさんのTCK体験をお楽しみください。

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