元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第81回目のインタビューは、渡瀬 剛人さんのお話です。
・海外渡航歴 2回
(アメリカNY生まれ/ 0-8歳 現地の学校に通う/
小2-4年 日本・名古屋で公立小学校に通う/
小4-中2 アメリカNYへ引越。かつて所属していた同じ学校に通う/
中2、イギリスへ単身で引越。英国立教に通う/
高校卒業後、日本に帰国。浪人を得て、日本の大学進学/
大学卒業後、4年間愛知県の病院勤務後、アメリカへ渡り13年間滞在/
現在は、名古屋で救急医として活躍中)
・幼少期のNY生活8年は、無邪気にお友達といっぱい遊んでいた。
兄とはよく喧嘩をした。朝、顔を合わせればすぐに喧嘩になった。家が壊れるようなひどいもので、母親は大変な日々だったと現在も言われる。しかし、NY生活で兄の存在があることは、なんとなく安心感があったと思う。
・小2、日本への引越。「帰る」というより、「行く」という感覚だった。
アメリカの友達を別れることは複雑な気持ちだったが、一時帰国時の日本は良い印象であるため、楽しみではあった。担任の先生の上手なサポートにより、すぐに溶け込めた。苦労や嫌な思いは、ほとんどしていないと思う。
・2年後には、NY行きを言い渡された。日本には既に馴染んでいたため、“また行くのか”と感じた。
NYではかつての学校に戻り、友人・先生も知っていたため、違和感はなかった。順調に中学生活を終え、両親のイタリア駐在を機に、自分自身はイギリス行きを決めた。全寮制の高校生活は、濃密な交友関係にも恵まれ感謝している。大学進学は日本の体験がない自分のことも考え、日本を選択した。久しぶりの日本での生活も、周りから受け入れられたと感じる。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡様々な視点が自然と芽生えた。アメリカ・イギリス・イタリアの文化を体感し、海外移動は柔軟性を育ててくれたと思う。多くのカルチャーに暴露された結果、“当たり前”と解釈することは少なく、場に適応するために、自然と他の視点を取り入れることが出来るようになったのかもしれない。
と語られる剛人さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
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