132.【TCK Home Interview】ゲスト72 羽田 聡子さん

投稿者: | 2022年8月1日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第72回目のインタビューは、羽田 聡子さんのお話です。

作品:お嬢さんが描いた「お母さん」


海外渡航歴 2回
(米・サンフランシスコ生まれ/ 0-3歳 サンフランシスコで育つ/
3歳半 日本・北海道に帰国/ 5歳 東京(小金井市)に引越/
5歳-小5 幼稚園→保育園、公立小学校に進学/

小5-中2 ニュージーランド・オークランド 現地校に通う/
中3 帰国後、私立中学に編入。高校・大学共に日本で進学/

現在、建築設計事務所で建築物の設備設計、
環境・設備ソリューションの仕事を手掛けている)

・アメリカにいた幼少期、英語と日本語はなんとなく使い分けていた。
アメリカ生まれ・育ちの自分は、北海道の祖母宅に帰国することとなった。日本であろうと、自分が使いたいように英語を喋っていたが、周りの反応は気にならなかった。5歳で東京に引越した頃は、周りの反応が自分と異なることに気づけるようになった。違いに反発することもなく、周りの指摘を素直に受け入れ適応したと思う。

・2回目の海外移動とはいえ、英語はすっかり忘れていたため、一から学び直すこととなった。
移動後、2年目から少しずつ英語を理解できるようになった。日本人には優しいニュージーランドの人々の環境にも助けられ、友人にも恵まれた。ゆったり、のどかなお国柄はとても居心地がよかった。

・日本での学校生活を想像すると、自分には公立学校は適さないと思った。
海外生活期間中の経験がすっぽり抜けているせいか、自分の感覚は小学生のままだった。そのため、中3で公立学校に編入しても付いていけないという確信があった。比較的柔軟に対応してくれる私立の学校が見つかり編入。他のTCKの主張の強さに怖気てしまうほど、のんびりとした性格だった自分を振り返る。

・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡前提として、人の多様性があることを理解していることは大きい。また、自分がどうしたいかを絶えず考えるようにしている。特に、悩む時は、意識的に解決しようとすることで対応できている。海外生活の影響は大いにあると感じている。

と語られる聡子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
聡子さんのTCK体験をお楽しみください。

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