元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第65回目のインタビューは、播磨 崇宏さんのお話です。
・海外渡航歴 1回
(日本(岩手県)生まれ/ 生後、5ヶ月間 東京で育つ/
0歳(5ヶ月児) – 小5年 フランス・パリの公立小学校に通う/
小5 –6年 パリ・日本人小学校通う/
中1 日本(東京)帰国生のクラスのある中学に編入/高校・大学共に日本で進学/
現在、外資系金融機関の営業部門で活躍されている。)
・東洋人が少ない時代のパリだった。玄関を出れば、フランス語を使う日常だった。
物心ついた時からパリにいた自分は、自然と環境を受け入れていたと思う。両親とは日本語、弟とはフランス語で会話しており、自宅の玄関を境に、日本語とフランス語を使い分けていたと振り返る。
・現地校には、小学5年生まで通い、その後、日本人学校に転校して2年間通学した。
現地校ではサッカーを通じて、ダイバーシティがある仲間と大いに楽しめたと思う。フランスの中学校に進学することは、自分には選択肢としてなかった。自然の流れだったと思う。
・帰国後、日本の帰国生クラスがある中学校に通った。英語圏以外の帰国生はマイノリティーだった。
英語の学習には本当に苦労して、辛かった。英語のみの授業には、たまらない気持ちがした。塾に通い、英語の反復練習を通じて、苦手だった英語が徐々に得意になり、その頃からネイティブの英語を耳にしていたことが活かされ、得意科目に変わった。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡食の好みは、大いに影響を受けたと思う。洋食の方が好きで、にんにく、バター、マスタード、ケチャップ、マヨネーズなどの味付けの方が和食より好き。また、12年間もフランスで過ごしたことは、フランス人寄りの感覚を持っていた自分を日本人寄りに立て直すことが必要だった。そのことを経て、日本をとても好きになったと思う。
と語られる崇宏さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
崇宏さんのTCK体験をお楽しみください。
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
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