元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第62回目のインタビューは、横尾 千香子さんのお話です。
・海外渡航歴 1回
(日本・東大阪生まれ / 6歳-小5 アメリカ・ミシガン州で現地校に通う/
小5 日本・東大阪に帰国(公立小学校に編入)/中学・高校・大学共に日本で進学/
現在、歯科医院に勤務。2児の母。)
・アメリカに到着すると、「命を守りなさい」と父親から大事な話を言い渡された。
お金より大事なこととして、命の大切さを父親から諭されたことを覚えている。アルバムを振り返ると、最初は睨みつけるような表情だった自分は、しだいに笑顔が増えている。父親の言葉が影響していたのかもしれない。
・母親より日本帰国を告げられると、何か捕まったような気分だった。
「この日が遂に来たか~」と感じた。実際に、元住んでいた地域に戻るも、思春期に突入した時期は旧友は素っ気なくもあり、少し寂しかった。日本語レベルがもどしかったこともあり、塾に通い猛勉強をしたことを思いだす。
・「日本人になりたい!」とずっと思っていたように思う。
昨年までモヤモヤ感は続いていた。恩師の退職や子育てを契機に、自分の幼少期を振り返るワークショップに参加した。帰国生としての自分を意識することになり、帰国生にはサポートが必要だと気づかされた。TCKという語彙にも出逢い、強い衝撃を受けることとなった。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡誰とでも分け隔てなく話せることや、表現する場が好きである。子育てにおいても、子どもたちの感情に寄り添えることは、海外生活がもたらした影響だと認識している。
と語られる千香子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
千香子さんのTCK体験をお楽しみください。
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