【ACT継続グループ】実施報告(2022年1月)-東京日野市ー

投稿者: | 2022年1月11日

ACT継続グループ(2022年1月)開催実施報告

2022年1月11日(火)参加者7 名の皆さんと
ファシリテーター:初田 美紀子(臨床心理士)で開催いたしました。
本グループは、ACTすこやか子育て講座を受講された方々の継続グループです。

当組織は、2014年-2020年の7年間、日野市立子ども家庭支援センターの委託事業として、ACTすこやか子育て講座を実践して参りました。毎年、約30名の保護者・養育者の方々の参加を賜り、子どもと親の感情をフォーカスした対面型(参加型)講座を展開した経緯があります。

その参加者の皆さまより、講座は終了したけれども、自分自身の感情(気もち)を継続的にメンテナンスする機会が欲しいとのご要望を賜り、現在も継続的にグループを運営しています。

本日(1/11)は、今年度5回目の開催となりました。皆さんの感想をご報告いたします。

ACT継続グループ(1/11)の内容

【本日(1/11)のアジェンダ】
1.チェックイン(現在の自分の気もち確認)
2.全体ワーク(テーマ「家族」「気もち」で思いつく話を述べてみる(5分))
3.エンプティ―・チェア体験
4.まとめ(全体での振り返り)

ACT講座は全体を通じて、親の感情を丁寧に感じる講座です。

感情の基礎知識として、喜怒哀楽の感情を知り、自分に生じている感情を掴めることも目的の一つです。ACT継続グループにおいても、繰り返し、自分の感情を表現するワークを重ねています。

本日はさらに一歩深めたワークを体験していただきました。ご自身が苦手としている人・さらに知りたいと思っている感情を取り上げるワークです。グループで見守り、支えあうことで、自分が知り得なかった境地に踏み込むことが可能です。これからも続く「子育て」。地域で知り合った仲間と励まし合いながら進んでいきます。

参加者の声 ~抜粋~

【参加者Aさん】
・エンプティ―・チェアは自分も相手役(母親)も難しく、考え考え発言していましたが、(グループになった方からの)フィードバックで図星です!と思うことが多く、自然と出ていたんだな~とびっくりしました。フィードバックをいただき、それを認めたくない自分もいます。しかし、たぶんそうなんだろうな~と思う自分もいます。

【参加者Bさん】
・気もちを伝えることが大事だと気付けて、日々感じて、生きていることが素晴らしいと思える。これからは、もっと良い気もちを感じて、楽しいことをしていきたいです。エンプティ―・チェアでは、空いている椅子に向かって話せないだろうな、、と思っていたけど、なかなか言えないことを伝えられて良かったです。

【参加者Cさん】
・すっきりした。ホッと出来た。出し切って、疲れた。
いつも後回しにして考えないようにしていた母親のことを、敢えて考えてみて、言葉にしてみて、やっと大きな宿題を終わらせた気もち。自分の気もちも、娘の気もちも、母の気もちも分かった!というか、解かっていた、、、というか納得感があります。

【参加者Dさん】
・エンプティ―・チェアで、自分が話している時に強い怒りが湧きましたが、最終的にはそれを引っ込めました。相手役になった時、それが相手の「事情があって仕方なかった」「申し訳ないと思っているけど謝らない」という言葉に繋がっていました。終わったあと、「怒り抜いて、相手を攻め抜けば良かった、、」と思いもありました。次は怒り抜こうとも思いました。怒り抜くと、泣いてしまうことがカッコ悪いから、やらないと感じている自分を変えたいと思いました。

CROSSのACTすこやか子育て講座
ACT仲間にありがとう!

ファシリテーターより応援メッセージ

偶然に知ったACTすこやか子育て講座に参加して、さらに自分を高めてみたい、感情が分かる自分に成長したいと集った仲間たち。大人になってから知り合う仲間は、お互いの人生にリスペクトできる感情も自然と湧き起こります。定期的に自分の気もちをメンテナンスすることは、親としても、個人としても、とても責任にある行為です。

本日も、個々に深い気づきが生まれたと感じています。気もちに気付くとは、言葉で言うのは簡単ですが、大きなエネルギーを消耗します。気づきが生じた日には、しっかりと自分を労わってほしいと思います。そうすることで、お子さんに、家族に、還元できる素敵な親でいられるのです。

来月は2月8日(火)の開催です。またお逢いしましょう~!

CROSS代表/ 初田 美紀子

自分を知るカウンセリング&家族講座


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