元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第56回目のインタビューは、中山 亜姫さんのお話です。
・海外渡航歴 1回
(日本(福岡県)生まれ/ 1-3歳 東京で育つ/
3歳―中1夏まで スペイン・マドリードの現地校に通う/
帰国後、中学・高校・大学と日本で進学卒業/
現在は、スペイン・マドリード在中。
スペインの銀行に勤務しながら、2児の母として子育て奮闘中。)
・子ども時代(スペインでの生活)は、総じて幸せだったと感じている。
当時、アジア人が少なかったマドリードだったが、現地の人と、一旦顔見知りになり話せるようになると、フレンドリーに付き合えることが多かった。現地校での生活は、クラス一丸となって活動したスクール・フェステバルなど、楽しい想い出が多い。
・日本に対するイメージは、スペイン時代に有していたものと、帰国後は全く異なった。
3年に一度の頻度で一時帰国する日本のイメージは、ワンダーランドだった。ディズニーランドや楽しいおもちゃなど、スペインにないものばかりに溢れていた。中1で帰国が決定されて、日本の学校を見学した。真面目な雰囲気の校風に、自分が馴染めないであろう恐怖心が芽生えた。実際の生活も、学習で追いつくことが精一杯だった。
・高校進学後、帰国生だった自分を一旦切り離せたことが、結果的に自分を取り戻せたと認識している。
高校という新しいフェーズは、自分に転機をもたらした。帰国生のレッテルが外れ、帰国生としての情報が薄まっていくのが分かった。それに相まって、「これなら楽になれそう!」とリラックスできるようになった。大学の頃には、日本が大好きになっていた。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡自分の国のみならず、多くの国に関心を持つようになり、多角的な視点を持てるように拡げてくれたと感じている。
と語られる亜姫さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
亜姫さんのTCK体験をお楽しみください。
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