【TCK幼児期講座】年齢別オンライン講座_開催報告(1003)

投稿者: | 2021年10月8日

[開催報告] 2021年 TCK年齢別_幼児期講座

2021年10月3日(日)19:30~21:00(日本時間)

TCKままのグローバルコミニュティ主催「やっぱり知っておきたい幼児期にできること」(全3回)の最終回を迎え、ZOOMオンラインで繋がり講座を実施しました。

ファシリテーター:初田 美紀子(臨床心理士)
コファシリテーター:Keiko Richterさん(TCKままのグローバルコミニュティ代表)

ZOOMオンライン 幼児期講座【最終回(3日目)】詳細

上記は当日のアジェンダです。
ZOOMオンライン形式で繋がり学び合うことの楽しさを更に実感できたと思います。また先輩TCKママのリアルなエピソードを伺えるのも、本講座の醍醐味だったと感じています。

参加者の声

【参加者 濱津桃子さん】
日本人の親を持ちながら、日本ではない国で生まれ育つということ。

それが子供にとってどのような影響があるのか、大人になってから海外に移住した自分自身には考えもつかないことでした。ちょうど2人目を出産するタイミングで、1人目もまだ幼児期。何か備えることができればという思いで講座を受講しました。

ご自身がTCKでもあり、多くのTCKのお子さんのカウンセリングに携わっている初田先生のお話はとてもリアル。先輩ママさんの経験談も事例としてとても参考になりました。

座学はコンパクトながら要点が抑えられていて、幼児期にフォーカスすべき点がわかりやすかったです。またシェアワークの時間をしっかり取っているので、自分や他の方の話を通して、子供や家族について考えを巡らせるいい時間となりました。学ぶ=実践できるとは限らないですが、知識として知れたことでイヤイヤ期や思春期を迎え撃つ気持ちが持てたと思います。

まだ子供が小さいので思春期なんてまだまだ想像ができませんが、備えあれば憂いなし。複雑化してくるという思春期をどう乗り越えるか、思春期向けの講座もいつか受けてみたいです。初田先生、オーガナイザー、参加者の皆さん、ありがとうございました!!

【TCK幼児期講座】全3回を通じて

幼児期講座は、イヤイヤ期(2歳前後)を迎えるお子さんとご自身(親)の距離感を考える講座です。

TCK幼児期の子育て VS TCK思春期の子育て

どちらも大事でありながら、TCKの揺らぎも受け止めてあげる必要があります。その方法も時期も一様ではないから難しいと感じます。

上記は、幼児期における一般的な母親の悩みです。
お子さんの要求をどのように扱ったらいいのか、子育てが初めてだからこそ誰もが悩みます。さらには、TCKだからこそ、この課題を考える暇さえないのかもしれません。しかしながら、大人の行動として気を付けることは、普遍性があります。その基本事項を確認しながら、先輩TCKママにアドバイスをいただけるのも、この講座の醍醐味です。

仲間が繋がる大切さ、異なる視点から得られるグループワークの重要性。皆が繋がる心地よさを今回も実感できました。本当にありがとうございました。TCKの健やかな成長を応援しています!

一般社団法人育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田 美紀子


資格:公認心理師、臨床心理士
プロフィール
父親の海外赴任より幼少期(5-8歳)時代、米NYで育つ。アジア人意識を強く根づかせたNY生活より、大学では中国語専攻。中国安徽省短期留学。大卒後、自動車会社やコンサルタント会社に勤務。

産業カウンセリングに出逢い、臨床心理学に学ぶ。臨床心理学大学院修士課程修了。
行政機関で家族支援を経験して、現在は一般社団法人育ちネット多文化CROSSで主に家族支援、TCK(帰国子女)サポートを手掛けている。精神科クリニックにおいても臨床活動継続中。3人娘の子育て奮闘中
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