元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第47回目のインタビューは、城田 道義さんのお話です。
・海外渡航歴 2回
(日本生まれ /0-3歳、インドネシアへ引越/3歳-小学2年 日本での生活/
小学2年-中学2年 再度インドネシアへ引越。日本人学校に通う/
中学3年時、 日本に帰国後、公立中学校に編入/
高校・大学と日本で進学する/現在は、日本のフィルムメーカーに勤務)
・1回目のインドネシアの記憶はほとんどないが、2回目の渡航は楽しみだった。
カブト虫がたくさんいるジャングルのイメージが強いインドネシア。その場所に行ける!と楽しみだった。到着直後は、全く異なる文化に対して怖さを感じた。その後は、日本人学校の生活にすぐに慣れていったと記憶している。
・インドネシア滞在中、友達との別れを多く経験した。
定期的(約3年ごと)に訪れる友達との別れは、寂しいが恰好の良い節目だった。別れはいつか訪れるが、日本で逢おう!と皆で別れを惜しみ、友人を見送った。現地での一大イベントだった。
・中3で帰国すると、想像以上にカルチャーショックが大きかった。
暴走族を初めて見て驚愕した。身体の小さい自分は、帰国生としていじられながらも、溶け込むことは可能だった。受験期は精神的に苦しい想いもしたが、自由な校風である高校に進学し、パラダイス!と持ち直せた。仲間は価値観にバランスの取れた人が多く、高校時代を謳歌できた。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
一概には言えないが、日本的常識を一旦疑ってみることにしている。インドネシア時代の自分は、日本が黄金の国として輝しい存在だったが、大人になってから異なる側面も理解するようになった。その上で、多様性について感じられる人間になったと思う。
と語られる城田さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
城田さんのTCK体験をお楽しみください。
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子
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