087.【TCK Home Interview】ゲスト㊻ 心理相談員/ Rinaさん

投稿者: | 2021年9月20日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第46回目のインタビューは、心理相談員/ Rinaさんのお話です。

海外渡航歴 3回
(日本生まれ /0-4歳、シンガポールへ引越/
4-6歳 パナマへ引越。幼稚園(インタナショナル)に通う/

小学1-4年生 日本(神奈川県)に引越/
小学5年―中学1年 米マイアミへ引越。平日は現地校、週末は補習校に通う/

その後、日本に帰国して、高校・大学と日本で進学する/
現在は、心理相談員の仕事に従事している)

・幼少期のパナマでは、幼稚園では英語を話すものの、家に戻ると日本語を話すことに安心感を覚えていた。
家の中で両親と日本語で話せることに安心した感覚があったのを覚えている。日本で暮らした経験がほぼなかったのに、両親が使う言語に安心感があったのだと思う。

・小学1年生になり、日本に移動が決まった。日本の生活に期待で胸を膨らませた自分がいた。
家の外と中で、同じ言語で話せることに不思議な感覚を覚えた。言語チャンネルを切り替えなくても済む生活に、嬉しさを感じた。


・再び、海外への赴任が決定。米マイアミには、全く行きたくなかった。
両親の都合で渡米すると頭では理解するものの、日本の生活は居心地がよかった自分は、「行きたくない」と駄々をこねた。渡米して現地校に通い、週末の補習校が心の支えとなった。友人と日本語で話せることが楽しかった。


・海外移動は、自分という存在は何であるか、という大きな命題を突きつけられる体験となった。
帰国子女という肩書はたえず付いて回り、アイデンディディーについて否応なく考えさせられた。海外経験がキラキラしていても、そうでなくても、無駄なものをないと現在感じている。自分の経験が大事と想えることが、何よりも大切だと思う。

と語られるRinaさんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
RinaさんのTCK体験をお楽しみください。

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