074.【TCK Home Interview】ゲスト㊵ 塩谷 一生 さん

投稿者: | 2021年6月21日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第40回目のインタビューは、塩谷 一生さんのお話です。

海外渡航歴5

(日本(東京都)生まれ/ 3歳 米コネチカット州に引越/
NY(1年)、ロスアンゼルス(1年)、香港(2年)、日本など転々と引越を重ねる。

中学時代 日本で公立中学校に通う/
高校1年 米留学。その後、アメリカの高校を卒業する。/

日本に帰国して、さらに日本の高校に編入/ 日本の大学を卒業/
現在、外資系IT企業に勤務)

同じ場所に2年以上住んだことがほとんどない。転校回数が非常に多かった。
現在振返ると、日本の公立中学校での経験は、社会人の現在に還元されている。様々な事情を抱えた家庭や友人に出逢えたことは、バイアスをかけず、先入観を持たないマインドセットを育ててくれたと思う。

・アメリカのハイスクールライフに憧れていたように思う。
当時高校生活はアメリカで過ごすと思っていた。現実は異なったため、自分で奨学金を得て留学を決めた。再びアメリカに戻ると、日本人である自分を逆に意識させられることが多かった。

・父親の強い薦めとして、日本の大学を出るように言われた。
当時の父親の強い説得により、日本の大学を選択した。就職活動の時期になると、この自分の選択が本当に良いものであったと痛感した。アメリカの厳しいシステムと異なり、日本での就職や就職後のキャリア構築は有難いと感謝している。

・移動が自分にもたらした影響は、「相手のことを理解できる」こと!
たとえ意見の相違が生じても、その相違の成り立ちから考え、前向きな解決方法を探る姿勢が備わった。自分のパーソナリティーが形成されたと感じる。

と語られる一生さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
一生さんのTCK体験をお楽しみください。

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