062.【TCK Home Interview】ゲスト㉝ 小林 賢チャールズ さん

投稿者: | 2021年3月29日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第33回目のインタビューは、小林 賢チャールズさんのお話です。

海外渡航歴2回
(日本人(父)・メキシコ人(母)のもと、日本群馬で生まれ、幼少期は千葉で過ごす/
小1~小2 メキシコ・グアダラハラ 現地校に通う/

小3~大学 日本に戻り、その後日本で生活する/
日本で就職の内定を得るも辞退。アメリカへ留学の道を選択する(3年間)/
日本に戻り、就職して現在に至る)

自分のミドルネーム(チャールズ)が、昔は嫌いだった。大人になって受け止めることが出来た。
いじめの原因にもなったため、嫌いだったミドルネーム。思春期になると、隠すようになった。大学時代、アメリカで自己紹介する際、「チャールズ」という名前のメリットが大きいことを体験した。この名前こそが自分のアイデンティティー、個性として認められるようになり、現在は積極的に使用している。両親にも改めて感謝している。

日本で生活する幼少期、スペイン語も日本語も自由に使い分けていた
両親の方針により、父親は日本語、母親はスペイン語を徹底的に教えられ、両言語が混ざることはなかった。兄弟間では日本語を使用したと記憶している。

父親の意向で、小学2年時、メキシコ(母親の故郷)で家族3人(母親・兄・本人)で暮らす。
世界に目を向ける人になってほしいという父親の強い想いもあり、メキシコの現地校に通う。日本でもスペイン語を使用していたため、言語で困ることは全くなかった。

・ハーフである自分や、ミドルネームが付いている事は、普通の人にはない“強み”である。
自分の存在が唯一無二であり、それを受け入れるプロセスは、時間を要するものだと思う。ハーフであることに悩んでいる仲間には、人の助けを借りながら自らが自らを受け入れ、自分の強みとして全面に出していってほしい。

 

と語られる賢さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
賢さんのTCK体験をお楽しみください。

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