ACTアフターフォローアップグループ(2月)開催実施報告
第8回 テーマ『ACT講座を起点とした振返り』(ACT夢の箱を使って)
2021年2月2日(火)参加者12名の皆さんと
ファシリテーター:初田 美紀子(臨床心理士)
コファシリテーター:坂本 奈美(臨床心理士)
で開催いたしました。
コロナウィルス緊急事態宣言の発令に伴い、急遽ZOOMオンラインでの開催となりました。ZOOM使用が初めての参加者もおられましたが、自宅勤務の旦那様に助けながらIT環境を整備してくださいました。
最終回は画面越しではありましたが、皆さんのお顔を拝見しながらのワークショップが開催できて、本当に感謝しています。
当日の内容
ZOOMオンラインでは、小さなグループに分かれて話し合いも可能です。当日はグループの話し合いを3回実施。各自の過去を振返り、現在に至る経緯や想いをシェアしました。
ACTすこやか子育て講座は全8回(セッション1~8)の連続講座です。
一連の流れの実施内容や意義、ワークの振返りを説明しました。過去に習った事柄と当時感じた想いを振り返ることは、現在の自分に非常に大きな意味をを持ちます。
上記はセッション1の内容の振返りシート。子どもの発達を振返ります。
ACT講座は全体を通じて、親の感情を丁寧に感じる講座です。
感情の基礎知識として、喜怒哀楽の感情を知り、自分に生じている感情を掴めることも目的の一つです。ACTフォローアップグループでも、再三再四、自分の感情を表現するワークを重ねてきました。
最終的な‟おさらい”として、親(保護者)が子どもに出来ることを上記のスライドにまとめました。大事なこととして、親が自分の気もちにコミットしながら子どもの感情にも寄り添い、柔軟に対応していくことです。そして、その上で「強い家族」が築かれていきます。
これからも続く「子育て」。地域で知り合った仲間と励まし合いながら、進んでいきたいです。
参加者の声 ~抜粋~
【参加者Aさん】
・久しぶりに箱の中身を見て、今は全然子どもという生き物の見え方
ACTで自分の感情と向き合うことは、子育てという枠を越えて、
【参加者Bさん】
・今日はあまりすっきりせず、モヤモヤ、、、というかズシンとき
子育ては自分に向き合うことだなと感じてはいたのですが、それ
私は、今まで受けてきたいくつかの講座の中で、ACTが自分に合
【参加者Cさん】
・フォローアップも含め、3年間、ACTの仲間と出会えたこと、
ACTでは、常に「
まだまだもっとACTの皆さんのこと知りたかったし、
【参加者Dさん】
・今年はACTフォローアップグループに参加しなかったり、コロナでなかなか人に会えなかったりで、ゆっくり氣もちを話す機会がすくなかったので、久しぶりにゆっくり話を出来て楽しかったです。
やはり、自分の気もちに向き合ってアウトプットする作業は、とても大切だなと感じました。今年で日野市としては終了してしまうのは、とても寂しいです。が、機会を創ってこういう時間が持てる場を創れるといいなと思います。飛び入りでの参加をさせてもらって、ありがとうございました。参加して良かったです。
ACT仲間にありがとう!
ACTフォローアップグループ開催にあたって現在想うこと
ACTフォローアップグループは、2017年より連続4年間、実施して参りました。
本グループ活動は、当初ACTすこやか子育て講座を受講修了された参加者の方が、声を挙げてくださったのがはじまりです。「とても重要なことを学んだのに、それを意識して継続していけるような話し合いの場所を創ってほしい!」と主催者である日野市に相談してくれたことに遡ります。
ACT講座はコミュニティー心理学のエッセンスも折り込んだ、地域の仲間作りも重きを置いた講座です。講座の想いそのままを、日野市の子育て仲間の皆さんが主体的に動いてくださり、また市役所の方々も、それらの想いを受け止めてくださったことに、ファシリテーターとして深く感謝しています。
講座をきっかけに仲間と知り合い、共通のテーマである「安全で安心できる子育て」を仲間の力でやり遂げる地域コミニュティー。この営みの一部になれましたこと、本当に嬉しく思っています。ありがとうございました。
自分の気もちを共有し合える仲間に出逢い、等身大の自分を語れる居場所である「ACTフォローアップグループ」をとても愛おしく感じています。これからも繋がっていきましょう。お疲れ様でした。楽しかったです。
ACT仲間にありがとう!
CROSS代表/ 初田 美紀子
自分を知るカウンセリング&家族講座
カウンセリングご予約⇒https://reserva.be/crossactnet
一般社団法人 育ちネット多文化CROSS