056.【TCK Home Interview】ゲスト㉚ 齊藤 千恵 さん

投稿者: | 2021年2月15日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第30回目のインタビューは、齊藤 千恵さんのお話です。

海外渡航歴2回
(神奈川県生まれ、3歳~小5 米サウスカロライナ州グリーンウッド 現地校に通う/
小5~高2 オランダ・ティルバーグ インターナショナルスクールに通う/

高2~高3 静岡県沼津 単身帰国。
国際バカロレア資格が取得できる私立高校に通う/

早稲田大学 国際教養学部に進学/
マンダリンオリエンタル東京入社/
結婚後、現在長野県で子育て奮闘中。 )

 

アメリカは生まれではないが、グリーンウッドは大事な場所。地元・実家のような響きを持つ。
同じクラスに日本人がいなかったので、独学で英語を学んでいったと記憶している。デイケアで苛めてくる子に対しての悔しさが、逆に英語を知りたい強い動機になった。全般的に充実した時間だった。

 

オランダに移動が決まったと聞かされた時、“日本に帰らなくて済む!”と嬉しかった。
日本の教育制度に、自分は合わないと朧げながらに感じていた。オランダ生活は周りに日本人が多い環境となり、友人と通学を共にして、日本語を使用することも多かった。オランダ生活も全般的に穏やかな時代だったと振り返る。

単身で帰国して通った私立高校では、周りのクラスメートと付き合うことが非常に難しかった。
比較的自由がある下宿生活は困らなかったが、私立高校の環境には溶け込まず、学校も行けない日が多かった。家族の愛情が大きな支えとなった。海外の友人たちも心の支えであったことも、乗り越えられた大きな要因だと思う。高校3年時には、家族も帰国して一緒に生活することが出来て難を逃れたが、大きな世界(大学)では変化できると信じていた。

 

・大学では異文化コミニュケーションという言葉を知り、興味を抱いた。観察力は大事だと思う。
他者を理解する楽しさを知った。「オープンマインド」でいることは、自分を拡げる大事なファクターだと思う。周りの見方が変化し、異なる視点を理解できるようになると、ワクワクが増えると感じる。

 

と語られる千恵さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
千恵さんのTCK体験をお楽しみください。

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