052.【TCK Home Interview】ゲスト㉘ 高木 秋佳里 さん

投稿者: | 2021年1月18日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第28回目のインタビューは、高木 秋佳里さんのお話です。

海外渡航歴2回
(日本生まれ、2歳~小2 オーストラリア・シドニー 日本人学校に通う/
小3~中1(1学期まで) 日本に帰国後、公立の学校に通う/
中1~高3 米・ロサンゼルス 現地校に通う/
大学時代 日本で大学に進学/
ベンチャー企業に就職後、転職も経験/
現在は、子育て真っ最中。)

 

オーストラリア生活の記憶が朧気だが、すこやか120%だった。
小学校の帰国時、日本適応には困らなかった。
幼少期・学童期は大らかで、日々の生活を楽しむ少女だった。
オーストラリアでは、カンガルーが校庭に遊びに来てくれたことを覚えている。

 

ロサンゼルスの学校初日は、号泣だったのを覚えている。学校生活は、ずっと慣れなかった。
学校には行けていたが、サボるために腹痛を装って、保健室で寝ていたこともあった。
当時の願望として、制服を着て日本の学校に通うJKになりたかった。

 

日本の大学生活は苦労した。
何も考えず、ありのままの自分でいることが難しいと感じるようになった。

帰国子女枠の予備校に通っていた頃には感じなかったが、大学に入ると、
周りと同調しない自分が浮いていると理解するよになった。

 

就職活動は大変だった。皆が一斉に同じ恰好をして活動する違和感や、
面接時の質問内容に承服できない気持ちが大きかった。
帰国子女の葛藤を抱えながら、就職活動をする仲間が多かった。
自分自身もプライドが邪魔をすることもあり、
就職そのものに焦点を充てることができず、
内定を得ることに躍起になったと振り返る。

 

現TCKへのエール:
“自分が何をしたいか、いつも意識して生活してくださいね!”

と語られる秋佳里さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
秋佳里さんのTCK体験をお楽しみください。

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