019.【TCK Home Interview⑪】エッセイスト/ サンドラ・ヘフェリン さん

投稿者: | 2020年6月1日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)をお招きしてご自身の海外移動がもたらした影響・Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
そして、海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、
ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。

社会場面では、なかなか語られなかった事柄、
語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。
元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。


― 第11回目のインタビューは、エッセイスト/ サンドラ・ヘフェリンさんのお話です。

・海外渡航歴2回
(英・ロンドン生まれ、1歳半 独・ミュンヘンへ / 23歳 日本・東京)

・父親がドイツ人、母親が日本人のハーフ。
家庭の中では、父親がドイツ語で、母親が日本語で話しかける2言語で育ってきた。平日(月―金)はドイツ現地校に通い、土曜日のみ日本語補習校に通う生活を10年間続けた。

・小学生時代は、両者を交互に行き来する生活を楽しんでいたと思う。
中学生の頃になると、ドイツでは大人びたファッションに憧れ背伸びをする友人たちに囲まれて生活する一方、日本語補習校では、KITTYちゃんのお弁当を楽しむ女の子たちの世界を同時に体験することに、少々戸惑った覚えがある。2重生活も、年齢に従い、両者の違いを感じた経験をもつ。

・23歳で来日。
子どもの頃から、「いつか日本に住んでみたい」という想いを具現化した。当初は、「石の上にも3年」と思って開始した日本生活だったが、テレビ番組【ここが変だよ日本人】の出演をきっかけに、書籍を出版することになった。1冊目「浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ」の売れ行きが非常に良かったこともあり、日本に生活を継続するようになったと思う。

・ハーフである自分から、ハーフを育てる親御さんに伝えたいメッセージ。
「当事者の声を大事にしてほしい」。当事者にしか感じられない感覚や想いがあると思うので、大人が余計なことを言わないことが大切だと思っている。

と語られるサンドラさんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
サンドラさんのTCK体験をお楽しみください。

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