元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第92回目のインタビューは、臨床心理士/ 前川 由未子さんのお話です。
【オンライン情報】
・みんなの相談室HP https://sodanbkk.wixsite.com/minna
・バンコクこころのでんわ Facebookページ
・海外渡航歴 1回
(福岡生まれ/ 3歳、横浜へ引越/
5‐7歳 米インディアナ州へ引越。
現地幼稚園卒業後、現地小学校に通う/
小2‐小5 横浜の公立小学校に編入。
小5、名古屋へ引越/
中学~大学院まで 名古屋で学生時代を過ごす。
(高校時代1か月間、米インディアナ州ホームステイ体)/
現在、タイに暮らす日本人のメンタルヘルスを支えるボランティア活動をしている。
その活動の一環として、タイで子育てをする親の立場から
海外で育つ子どもたちが、どんな世界を生きているかも伝えている。
大学教員の育休中。夫のタイ赴任で帯同し、TCK3人の子育て奮闘中)
・アメリカに行くことは、誇らしい気持ちだった。
幼少期は聞き分けの良い子で、アメリカ行きは楽しみだった。現地適応も良く、コミニュケーションはスムーズに取れていたと記憶している。肩を組めるほど親しい友人にも恵まれたアメリカの2年間だった。
・帰国後の小学校では、なんとなく浮いている感覚はあった。
表面上は適応していたが、実際には馴染めきれていなかったと思う。思ったことをストレートに言う傾向は、集団の中で浮いてしまう。自分が持っている感覚と、他者のものとが異なることを感じていた。居心地の悪さはあったと思う。
・高校時代に敢えて、同じインディアナ州を選んでホームステイを体験した。
1か月のホームステイで、何とも言えない「解放感」を満喫した。留学する選択肢もあったが、心理学を学ぶ意思が強く、セラピーは母国語で実施する必要性を考え、日本での進学を決めた。現在は、タイで子育てをする親の立場で、海外で育つ子どもたちが、どんな世界を生きているかを伝えるボランティア活動をしている。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡現在、自分が有している価値観の根底部分に影響したと思う。「言いたいことをストレートに言う」傾向は、過去には海外生活が悪影響だったと考えていたが、現在はそんな自分も好きだと感じる。自分のアイデンティティーとして認められるようになった。行動力&発言力のルーツは海外経験にあると考えている。
と語られる由未子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子
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