161.【TCK Home Interview】ゲスト86 江口 久美さん

投稿者: | 2023年2月20日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第86回目のインタビューは、江口 久美さんのお話です。

海外渡航歴 2

(山梨県生まれ/ 1歳半 米NYへ引越。現地の幼稚園、小学校に通う/
小3、日本帰国。千葉・浦安市で公立小学校に通う。小5-6 横浜市で育つ/

中1 米NYに再び渡る。中学1-3年、現地校に通う/
高1 慶応NY学院に進学。/

高校卒業後、日本に帰国。日本で大学進学。/
音楽業界での仕事を経験され、現在2児の子育て奮闘中)


物心ついた時はNY。幼少期は英語の世界にどっぷり浸かっていた。
NYへは2回渡っているため、最初のNY生活が上書きされているが、それでも鮮明に覚えている記憶がある。パレード、リンゴ狩り、バースデーパーティーなど楽しい思い出として残っている。

・小3での日本への引越(帰国)は不安だった。
日本語がわかるかな?お友達が出来るかな?という漠然とした不安があった。3歳年上の姉には助けられたが、同じ学年にお友達が1人出来たことに救われた。自分が困っていることを察してくれたことが思い出される。

2回目のNY生活は英語を全く忘れた状態からのスタートだった。
中学は現地校に通い、女子サッカーのお陰で友人が増えていった。今でも付き合っている友人が出来たことが宝物である。高校進学先は悩んだが、将来の日本帰国も見越して、慶応大学の付属高校(NY)への進学を決めた。寮生活での生活が自立させる契機となり、両親にとても感謝している。

・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡引越を多く経験し、いろいろな人種の人たちと接した。人を偏見なく受け入れられるようになったと思う。新しいバックグラウンドの人に出逢うことも好きであると共に、新しい環境に飛び込むことにも恐怖心がない。海外生活がもたらした大きなギフトだと思う。日本に留まらず、知る楽しみを皆さんにも薦めたい。

と語られる久美さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。久美さんのTCK体験をお楽しみください。

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