元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第83回目のインタビューは、吉田 尚樹さんのお話です。
・海外渡航歴 1回
(日本・東京生まれ/ 0-10歳 東京杉並区で育つ/
小4- 中3 イギリス・サレー州でアメリカンスクールに通う/
高1 日本に帰国。日本のアメリカンスクールに進学/
高卒後、アメリカ・ミネソタ州の大学に進学卒業/
社会人は日本でスタート。外資系コンサルタント会社に就職/
30歳で転職を決意し、現在は東京・檜原村で林業を営まれている)
・イギリスへの引越にワクワクしていた。
日本を離れる寂しさはあったものの、新しい環境に入る期待は高かった。実際にイギリスの学校生活を送ると、言葉ができないもどかしさは続いた。サッカーや陸上を通じて自己表現するこが出来るようになり、3年ほどで慣れていったと思う。日本と異なる先生方の言動に大きな影響を受け、視点を動かして物事を捉えることを学んだ。
・イギリスを離れることは寂しかったが、日本帰国が絶対嫌でもなかった。
日本では“楽しそう!”という理由で、アメリカンスクールを選択した。アメリカ駐在員の子弟が多く通う学校では、結果的に自分の礎となる関係性が育めたことが大きい。アメリカンスクールにイギリス時代より通うものの、本場アメリカに行ったことがない自分は、アメリカの大学を選択することになった。この4年間も大きな体験となったと振り返る。
・TCK体験による葛藤は、現在でも存在して絶えず感じていると思う。
自分を守るためにも、その場を「成り済ます」ことに長けている。社会の間を泳いできている自分がいる。かつてはそんな自分が嫌だった時期もあったが、現在は吹っ切れたように感じている。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡日本人いる自分を客観視する機会を多く得ることとなった。「日本人って何だろう?」と繰り返し考えていたと思う。その結果、“ありのまま”でいることに折り合いがついたと考えている。
と語られる尚樹さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
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