142.【TCK Home Interview】ゲスト77 安達 薫さん

投稿者: | 2022年10月10日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第77回目のインタビューは、安達 薫さんのお話です。

海外渡航歴 1回

(愛知県(名古屋)生まれ/2歳で横浜へ引越/

小4-6年 東京で育つ/
中1 仏パリに引越。現地校に通う/

高1 東京に帰国。卒業後、大学・大学院共に日本で進学
(大学3年時、仏に1年間交換留学を体験)/

新卒で日本の金融機関に就職/
現在、アメリカ金融機関 日本法人に勤務)


・現地校に通ったパリでは、宿題に追われる毎日だった。
日本では明るく、比較的お喋りな普通の少年が渡仏することになり、当時はパリがどこにあるかさえ知らなかった。パリの学校に通学する初日、自分で公共バスに乗って辿り着いたことを今でも鮮明に覚えている。宿題が多くて大変な想いをした学校生活だったが、最終的にはパリ市に表彰される機会にも恵まれ、現在振返ると自信がついたと思う。

・日本への憧れは強く、帰国が決まるとむしろ嬉しかった。
当時、アムラー文化(渋谷の若者文化)が大流行りしており、大人びた世界にカルチャーギャップを大きく感じた。帰国生が多い高校に進学できたことは、適応にはとても良い環境だったと思う。

・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡自分の我の強さが挙げられる。しかしながら、この特徴が帰国生の移動による影響か、元々の性格的気質に由来するものなのか特定は出来ない。社会の中で断定的な相手な主張に出逢うと、却って自分の主張を繰り広げてしまう自分に悩んできたことは多かったと思う。現在は、「ありのまま」の自分で良い!と自然体でいられるようになったと感じている。

と語られる薫さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。薫さんのTCK体験をお楽しみください。

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