元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第51回目のインタビューは、 ユン ヒジュンさんのお話です。
・海外渡航歴 0回
(日本生まれ / 在日韓国人2世の両親を持ち、在日3世として日本で育つ/
日本の保育園に通い、小学校は朝鮮学校に入学/
中学3年で日本の高校に入学することを決める/
高校・大学と日本の学校に進学/
外資系投資銀行を経て現在はIT企業に勤務。
在日4世の子育て中。)
・幼少期は日本のお友達のように、「佐藤くん」の名前に憧れていた。
幼いころより、自分の名前が他の友達と異なること不思議に感じていた。自分が韓国のルーツがあることや、どうして現在日本で生活しているかを、両親に教えられた。家庭内では、韓国語も日本語も両方の言語を使って育った。
・朝鮮学校で育った自分は、高校で日本の高校に進学したい!と意思を固めると、大反対を喰らった。
多感な時期に、日本の同世代が何を考えているかを触れてみたいと強く感じていた。閉鎖的なコミニュティーから出たかった。両親のみならず、学校からも批判されるほどの大問題となったが、意思を押し通して、都立国際高校への切符を見事に掴んだ。
・日本の高校では、非常に大きなカルチャーショックを受けることとなった。
共産主義教育を受けてきた自分にとって、自分自身が選んだ高校の校風、個性を尊重する教育は新鮮だった。友人たちのオープンな態度にも感化された。多文化で生きる上で、特定の個人を深く知ることが大事でもあると学んだと思う。
・多文化生活がもたらした影響は何ですか?
マイノリティーとして生きることで、精神的には強くなったと感じる。自分の国を背負わざるを得ないのがTCKおよび在日の立場だと思うが、我を通しすぎず、解からないことは学ぶことで理解を深めることが大事だと思う。オープンマインドであることが必要だと考えている。
と語られるヒジュンさんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
ヒジュンさんのTCK体験をお楽しみください。
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