元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第43回目のインタビューは、紀井 恭子さんのお話です。
・海外渡航歴 1回
(日本(兵庫県)生まれ /
小学5年 オーストリア・ウィーン インターナショナルスクールに通う
中学2年 東京へ引越。その後、日本の中学・高校・大学へ進学。/
就職後、南米駐在帯同経験(3回)もされ、ほぼ3年おきに日本と海外を行き来している。)
・インターナショナルスクールに初日の出来事は、記憶に鮮明に刻まれている。
いわゆる「First Day of School」に、英語でどのように声をかけていいのか全く分からなかった。スクールバスの空いてる席に座るために、「OK?」と緊張して質問したのを今でも鮮明に覚えている。
・ウィーン生活(約3年間)は、言語習得の喜びを体感できた日々だった。
英語が全く分からない状態でインターに入り、最初は苦労したが、その“分からない”状態が少しずつ“分かる”に変化していくプロセスが、非常に楽しく、自分の世界が広がっていくように感じた。
・帰国が決まった時(中2)は、日本の生活に適応できるか否か不安だった。
インターではクラスメイトに馴染もうと、若干背伸びした服装やふるまいをしていた自分が、日本に再び適応できるか心配だった。帰国子女が周りからどのように扱われるのかが分からず、とりあえずカメレオンになったと当時を振り返る。
・海外生活の3年間は、その後の自分の人生や方向性を全て決めたと感じている。
様々な視点をもたせてくれたTCK経験のお陰で、現在どこに行っても、日本と比較せずに現地を愛することが出来ている。地元の文化、言語、習慣などをすべて含めた「コミュニティー」を大切にすることで、限られた駐在生活を目一杯楽しめている自分がいる。
と語られる恭子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
恭子さんのTCK体験をお楽しみください。
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
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