元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第42回目のインタビューは、野間 干城さんのお話です。
【干城さんのお料理がいただけるお店】
Eiko’s Modern Japanese Cuisine
お店URL:https://www.eikosnapa.com/
・海外渡航歴 1回
(米ニュージャージー生まれ / 0歳6ケ月 兵庫(芦屋)に引越/
5-14歳 東京に引越。東京内でも中野・広尾・青山・再び中野と引越を重ねる/
中学2年 米ロサンゼルスに引越。高校は現地校で過ごす/
米カルフォルニア(ハンボルト)の大学に進学。/
現在、米カルフォルニアの日本料理店でエグゼクティブシェフとして勤務)
・日本で14歳まで暮らすものの、引越の多い幼少期・学童期だった。
当時は中学に馴染めず、両親の話し合いの結果、父親が住む米・カルフォルニアへの引越を薦められた。最初は軽い気持ちで渡米を決めたものの、父親がしっかり方針を決めており、帰国する選択肢はなかったと記憶している。
・渡米した翌日から、3000人規模の高校に通うことになった。
言語も分からないまま通学は大変だった。ラッキーだったことに、水泳のクラスで知り合った先生が自分を認めてくれた。おかげでスイミングチームに所属することになり、チームの仲間のお陰で英語の上達が速かった。
・親友に出逢い、彼と二人でアパート暮らしが出来たことは、自分の大きな糧になっている。
山の上のアパート暮らしは、水や電気がままならい厳しいものだった。しかし、初めて自立した暮らしは大きな自信となった。その後の職業選びや転職においても、すべては人との繋がりで現在の自分がある。
・海外生活の影響として、自分で何かをしたい!と自らが選択できる自分にチェンジできたと思う。
高校および大学で、自分の意志で選択した道があり、多くの友人に恵まれたことに感謝している。
と語られる干城さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
干城さんのTCK体験をお楽しみください。
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子
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