060.【TCK Home Interview】ゲスト㉜ 松下 実希 さん

投稿者: | 2021年3月15日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第32回目のインタビューは、松下 実希さんのお話です。

海外渡航歴2回
(日本神戸生まれ、6ヶ月児~小2 ニュージーランドの現地校で過ごす/
小2~中1 神戸 インターナショナルスクールに通う/

中1~高3 単身でニュージーランド行きを決断、女子中学・高校に通う/
大学時代 早稲田大学に進学する(アメリカ留学1年経験あり)/
現在、IT企業に勤務。5歳児の子育て奮闘中)

最初に覚えた英単語は、“Mine!”。
物心ついたころには、既にニュージーランドにいた。記憶は定かではないが、母親の話を聴くと自分は英語を第2言語として捉えていた。海外生活を生き残るために、「自分のもの(Mine)」を主張する幼い自分がいたと聞いている。

神戸に戻ると、生活は逆に“Diversity”を一気に目覚めさせる体験となった
小2で神戸のインターナショナルスクールに通うことになる当時、母親になんとなく連れていかれた。英語が使う生活は変わらなかったが、日本でありながら様々な人種の友人たちに囲まれる生活は、自分にとって大きな刺激となった。

両親の意向で、ニュージーランドに戻り、単身で中学&高校時代を過ごす。
日本語も英語も中途半端な習得にならないことを考慮した両親より、一人でニュージーランド生活をすることを提案された。今から考えると、両親の計算された選択だったと思う。現在の自信の源になった経験に、非常に感謝している。

・マイノリティーの経験が出来たことは、とても大事だったと思う。
日本に溶け込める自分になるために、日本での大学進学を決めた。しかし、ニュージーランド生活で、マイノリティーとしての生活は、自分の共感性を高めたと感じている。受け入れられないという体験は、逆に、自分が人をナチュラルに理解することに繋がっている。

 

と語られる実希さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
実希さんのTCK体験をお楽しみください。

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