048.【TCK Home Interview】ゲスト㉗ 山瀬 加奈 さん

投稿者: | 2020年12月21日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第27回目のインタビューは、山瀬 加さんのお話です。

海外渡航歴1回
(横浜生まれ、小4より東京で育つ/
中1~高3 米ワシントン州ベルビュー現地校に通う/
英語教諭を目指し日本帰国/ 大学卒業後、サービス業の会社に入社/
転職を重ね、現在は個人事業主として鹿児島より仕事を手掛けている。)

中学受験を終えたばかりの頃、父親より渡米を言い渡された。
受験の疲れもあり、事態がよく呑み込めなかった。
父親が部屋に入ってきて、何気なく告げられたのを記憶している。
暫くして、可愛い制服の中学に4ヶ月しか通えないことを理解した。
一方、自分の性格上、アメリカの生活に向いているかと密かな期待もあった。

アメリカ生活、スタート時は非常に苦労した。英語が分からないショックが大きかった。
英文法を教える塾に通い、高3までの英文法を習得として学校の授業に付いていけるように工夫した。
また、授業で取り扱う内容を日本語サイトで情報を入手し、予習して対応していた。
1-2年間苦労したと感じている。

高1ダンス部入部が転機となった。
仲間が出来ただけではなく、日本人として周りからも認知され交流が拡がった。

日本好きなアニメ同好会の友人が声をかけてくるようになった。
日本のことを紹介しながらも、自分自身も日本のことを学びたい想いが募っていった。

5年間のアメリカ経験は、現在を築き上げるきっかけとなった。
アメリカ生活そのものが価値のあるものだが、日本帰国後、国際性豊かな大学のお陰で、
逆に自分の視野が狭かったことを思い知らされた。
研鑽を重ねるようになり、英語学習は日本帰国後さらに貪り学んだ。
海外を目指す若者を支援するキャリアにも繋がっている現在がある。

と語られる加奈さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
加奈さんのTCK体験をお楽しみください。

【山瀬 加奈さんオンライン情報】
・オンライントーク番組 https://www.iibc-global.org/ghrd/cafeglobe.html

・加奈さんBLOG https://note.com/kyamase

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