046.【TCK Home Interview】ゲスト㉖ 宮川 南奈 さん

投稿者: | 2020年12月7日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第26回目のインタビューは、宮川 南奈さんのお話です。

海外渡航歴2回
(東京生まれ/ 幼少期(1-4歳)オーストリア・ウィーン。
現地幼稚園(ドイツ語)に通う/5歳―小学2年 日本(湘南)で過ごす/
小学3-6年 インドネシア・ジャカルタ 日本人学校に通う/
中学以降、日本生活。大学時代1年間、仏パリに留学/
コンサルティング会社に勤務/今後、夫のインド赴任に帯同予定。)

ウィーンでの記憶は断片的である。
5歳で日本に戻る際、移動の衝撃はあまりなかったと思う。
幼稚園の影響でドイツ語を話していた。
帰国時の日本の印象より、妹が生まれた家族の記憶が鮮やかに残っている。

初めてインドネシアに降り立った初日のショックが忘れられない。
飛行場から自宅までの風景、物乞いをする現地の子どもたちの風景に衝撃を受けた。
ずっと泣きじゃくり、親を困らせた。貧富の格差にある社会を目の当たりにした衝撃だったと思う。

現地の日本人学校では、お友達の優しい声がけに救われた。
日本から引越して間もない頃、日本に帰りたくて仕方なかった。
一方、暫くすると、現地でのお友達の配慮もあり、学校が楽しくなったのを覚えている。
今でも旅行する仲間として、当時の友達との交流が続いている。

“移動”や“別れ”に対しても、ポジティブな側面を体得できていると思う。
新しい環境・場所に行っても、
新しい人に出逢えることを体験的に知っていると思う。
現地で楽しみ、別れが生じても、次の出逢いや可能性を信じられる。

・いろんな視点をもちながら、たくさんの人に向き合えるようになった。
人にかかわることに強い想いがあり、
仕事もコンサルティングと人に関係することを選んだ自分がいる。
自分の強みは「共感力」であり、それを得られたのも、
いろんな人と巡り会えた海外生活のお陰だと思う。

 

と語られる南奈さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
南奈さんのTCK体験をお楽しみください。

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