035.【TCK Home Interview⑳】秋葉 雄介 さん

投稿者: | 2020年9月21日

元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。

元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第20回目のインタビューは、秋葉 雄介 さんのお話です。

海外渡航歴2回

(日本 生まれ/ 4歳-小3 米ヒューストンで育つ / 小3-中2 横浜 /
中3―高3米ヒューストン 現地校に通う/ 18歳 日本に帰国 )

ヒューストン生活は2回経験している。
1回目のヒューストン生活は、うっすらとした記憶でしかないが、2回目のヒューストン生活はとにかく楽しかった。同じ学区(場所)に戻ったため、古巣に戻った感覚だった。

海外生活が誇れるとしたら、高校時代に何か結果を出せたという経験である。
現地校で吹奏楽部に没頭し、部長を任されていた。みんなで何かを創り出し、リードできた体験は10代の自分には良かったと感じている。

自分はアメリカ人ではない!とはっきりした自覚を有していた。
特別な枠で生きていることを実感していた。今から振り返ると、“外国で外国人として生きている”自分が好きだと思う。

日本の大学を選び、単身で帰国。
地方の大学に入学したせいか、日本でありながらも、ここでも同化していない自分も感じていた。しかしながら、アメリカ人ではない意識は明確だったため、自然な流れだったと振り返る。

海外生活の影響、プロコンはどちらもあると思う。
どの国に行ったとしても、現地で生きていける感覚を有している。これは大きな強みである。一方、ある一定の場所に根付いている感覚がないため、弱みとして感じる場合もあると思う。

世界はダイバースに向かっている。
若いTCKの皆さんには、頑張りすぎず、苦しい時はたくさんの選択肢を用意しながら、他の選択肢もトライしてほしい。その変更や異なるチャレンジが、更なる拡がりをもたらすと信じている。

と語られる秋葉さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
秋葉さんのTCK体験をお楽しみください。

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代表/ 初田美紀子
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