098.【TCK Home Interview】ゲスト52 俳優 小林 春世さん

投稿者: | 2021年12月6日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第52回目のインタビューは、俳優/ 小林 春世さんのお話です。

【春世さんオンライン情報】
・演劇集団キャラメルボックス
https://caramelbox.com

・Twitter    @halu0927

・Instagram  @haruyowaruyo

海外渡航歴 1回
(日本生まれ / 幼少期、神奈川県で育つ/
中学1年(9月)より1年間米・ボストンの現地校に通う(土曜補習校含む)/

中学2年で日本帰国。その後、在籍していた中学に復学/ 中学・高校・大学と日本で生活/
現在、文化庁派遣によりNY研修中。演劇集団キャラメルボックスで俳優の仕事をしている)

・ボストン行きが決まった中学1年時は、反抗期真っ盛り。どうしても行きたくなかった想いが強かった。
アメリカへの転校が決まった旨を綴った親が書いた学校宛の手紙を隠し、なんとか阻止しようとしていた。到着後、反抗を表現するためにも、写真には笑顔で映らないことも心に決めていた。しかし、生活に慣れて友人が出来るにつれ、気もちに余裕が出て笑顔で過ごす自分に変化していった。

・ボストン滞在1年後に日本に戻ると、同じ環境の学校生活でありながら大きな変化が生じた。
同じ中学に戻ったが、学業の遅れを感じたこと以外にも、友人関係も様変わりした。思春期の照れのようなものがあり、仲良かった友人とは距離が生じた。悩みはそれほど大きくはなかったが、自分なりの変化を感じた。
 

・海外への興味関心は大きく膨らみ、現在も好奇心は維持されている。
大学生活では48か国旅行に出かけたり、就職はフロリダでディスニーワールドを選択した。それが、現在の俳優の仕事に繋がったと認識している。ボストンの経験が後押しとなり、言葉への怖さがないことが海外生活を選べていると思う。全ての経験が自分のエッセンスとなり、現在に活かされている。


・海外生活がもたらした影響は何ですか?
世界にはいろんな人がいることを理解できたことが、何よりもの収穫だと思う。知ることは選ぶことを可能にする。知らないことには何も選べない。現在のNY生活でも様々なことを吸収しており、これを日本に持ち帰った後に活かしていきたいと思う。

と語られる春世さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
春世さんのTCK体験をお楽しみください。

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