元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第50回目のインタビューは、特許翻訳者/ 吉野 妙子さんのお話です。
・海外渡航歴 1回
(日本生まれ / 幼少期、埼玉県で育つ/
小学1年―4年 英・ダービー、現地校に通う(土曜補習校含む)/
小学5年で日本帰国。その後、公立小学校に転入/ 中学・高校・大学と日本で生活。/
現在はフリーランスで特許翻訳の仕事をしている。3人のお子さん子育て中。)
・自由なのびのびした校風の現地校では、好きなように遊べた。
渡英直後は英語がわからず、非常に心細かったのを覚えている。一旦、英語が分かるようになると、お友達の家に泊まりにいったり、現地での生活を大いに楽しんだ。
・日本への帰国が決まると、帰りたくなかった自分がいた。
日本の学校の雰囲気はイギリスのものは別物で、「学校って、こんなにつまらないの?」と感じた。“イギリスに帰りたいな~”とずっと思っていた。
・自分がいたイギリスに、家族と2回ほど旅行した(再会した)ことがある。
イギリス3年の体験が、夢なのか現実なのかと曖昧だったが、自分の現実だったと答え合わせが出来た。“夢じゃないんだ!実在したんだ!!”と嬉しかった。家族にとっても、大事で夢みたいな3年間だった。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
情緒形成期にイギリスで過ごせたお陰で、視野を拡げられたと感じている。いつでも別の場所にいける!という希望を抱いているような感覚である。現状だけでに満足せず、心に余裕とも言える拡がりが育ったと思う。
と語られる妙子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
妙子さんのTCK体験をお楽しみください。
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一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子
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