163.【TCK Home Interview】ゲスト87 兼田 咲子さん

投稿者: | 2023年3月6日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第87回目のインタビューは、兼田 咲子さんのお話です。

海外渡航歴 2
(アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ/
6ケ月 パナマへ引越。5年間過ごす/
5歳 日本・東京へ引越。公立小学校に進学/

小6 イタリア・ミラノへ引越。日本人学校に通う/
中2 イギリス・ロンドンへ引越。インターナショナルスクールに通う/

高校卒業後、日本に帰国。日本で大学進学/
製薬会社に入社。現在も、勤務を継続して活躍中)


・アルゼンチン生まれ。すぐに中南米のパナマへ引越し、幼児期はスペイン語を話していた。
パナマでバレエを習い始めた。その後、どの国に引越しても、バレエは続ける大事な趣味となった。5歳で父親の日本帰国が決まるも、自分にとっては初めて行く国だった。便利なところだ!という印象で、危険と思う必要がなく自由に歩けることが嬉しかった。

・小6、イタリアへ引越は、中学受験から免れることであり、嬉しかった。
イタリアの街並みは、古い歴史を踏襲した威厳があり圧倒された。イタリアでもバレエ教室に通い、踊ることの楽しさを教えてくださった先生に感謝している。

・イギリス・ロンドンへの引越は当初は抵抗があったものの、一番勉強して頑張った時代。
イギリスのマイナスイメージがあったが、英語の習得は必須であり頑張ったと思う。学校の課外活動で、病院のボランティア活動を選択した。栄養ドリンクを配布する簡単な内容だったが、そこで見た医療系の仕事に心惹かれた。チームで働く姿がカッコよく、大学で薬学部を選び、薬剤師の資格取得の道に繋がっていると思う。現在に繋がっていると感じる。

・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡いろんな国の方々と接したことにより、全く知らない人を受け入れる素地やオープンマインドであることを培えたと思う。バックグラウンドが異なっても、フラットに付き合えると感じる。

と語られる咲子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。咲子さんのTCK体験をお楽しみください。

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