126.【TCK Home Interview】ゲスト68 インターナショナル校教員|鈴木孝子先生

投稿者: | 2022年6月20日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第68回目のインタビューは、インターナショナル校教員|鈴木孝子先生のお話です。

(日本生まれ・日本育ち/ 日本の教育系大学卒業/

タイ航空就職。CA歴20年・トレーナー歴10年。
1年間勤務後、タイの英系インターナショナル校に転職/

現在も、日本語教師として教鞭を取りながら、
日本にルーツにある家庭のトータルサポートを手掛ける/

タイ・バンコク在住。社内結婚(タイ人の夫)後、息子1人に恵まれ、
TCK子育ての先輩ママでもある)

【オンライン情報】
Traill international school
トレイル・インターナショナル・スクール
https://www.traillschool.com


・TCK家庭について感じることは、TCKを育てる両親(養育者)の想像力欠如。
子どもは千差万別。新しい環境にすぐに適応できる子もいれば、適応困難で苦戦する子もいる。異国の地での生活は、ストレスを伴う。両親には見えにくい子どもの側面があることを知ってほしい。何よりも大事なことは、子どもたち(TCK)に関心を持つことだと思う。

・親(大人)も良いメンタルを保つことが大切。それには、自分の気もちを“流す”こと!
誰かに分かってもらえる、肯定してもらえることは、メンタルケアにおいてとても大切なことだと感じている。自分の気もちを伝えること、つまり、“流す”環境を創ることが必要であり、周りの大人のコミニュティーも重要である。海外生活では、お互いにサポートしあえる環境を創ってほしい。

・日本やその他の地域に移動する「TCK」へアドバイスをお願いします!
➡TCKは海外の経験を通じて、“強さ”と“優しさ”を養っています。その素晴らしさを自負してほしいと思う。
獲得できた強さと優しさは、人間としての深みであり、器が大きくなった証拠です。他の場所に移動しても、必ず活かせる大事なエッセンス。時には、批判を受けたり、人の目が気になることもあるでしょう。しかし、自分を肯定して誇りを持ち、自分自身でいる強さを保持してほしいと思う。それには、傍で親が応援(サポート)し続けることが大切です。

と語られる鈴木先生は、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
鈴木先生のTCK体験をお楽しみください。

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