124.【TCK Home Interview】ゲスト67 ERIさん

投稿者: | 2022年6月6日

元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響やHome感について語っていただくコーナーです。

だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。

海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。

―第67回目のインタビューは、ERIさんのお話です。

海外渡航歴 2回
(日本(神奈川県)生まれ / 1-2歳 米CA州サンタバーバラで育つ/
日本帰国後、小4夏まで 公立小学校に通う/

小4夏-6年 米メリーランド州 現地校に通う(土曜日は日本語補習校)/
小6 日本(神奈川県)帰国。元々在籍していた同じ小学校に転入/

中学・高校・大学共に日本で進学/  現在は会社勤務しながら、2児の子育て奮闘中。)


・小4の夏、アメリカ行きが決まると楽しみ半分、不安半分の気もちだった。
最終的には同じ家に戻ってくる前提があったため、一生のお別れという悲壮感はなかった。日本の友だちには、お別れのメッセージをサイン帳に書いてもらったことが良い思い出である。アメリカ生活に入ると、全く英語がわからないことは苦労した。しかし、世話をしてくれる友人や音楽の先生に助けられ、居場所が出来た感覚がある。

・日本帰国が告げられると、不安だった。
現地で仲良しの友人が出来て馴染めていたり、居心地がよかったため、いつか帰国しなければいけないことは分かっていたが、もう少し先延ばしにしたい心境であった。しかし、渡米前に住んでいたところと同じ自宅に戻り、近所の友人に再会し、比較的にすんなりと順応できたと思う。その後、補習校で仲良しだった友人たちも帰国し、電話で話す交流を続けられたことも、日本での生活の励みになったと振り返る。

・海外生活がもたらした影響は何ですか?
➡自分のことを口に出して表現してよいことを学んだ。言いたいことが言えるようになり、明るく前向きな性格になったと思う。英語が話せることで、自信をつける良い影響を与えたと感じている。

と語られるERIさんは、その他にも、たくさんのエピソードを披露してくださいました。
ERIさんのTCK体験をお楽しみください。

◆自分を知るカウンセリング&家族講座

育ちネット多文化CROSS港区

ご予約ページ(下記URLよりお申込みください)
https://reserva.be/crossactnet

お問い合わせ
詳しくは下記URLよりお問い合わせください。
https://crossactnet.com/contact/

++++++++++++++++++++++++++++

This program produced you by
一般社団法人 育ちネット多文化CROSS
代表/ 初田美紀子
https://crossactnet.com