元帰国子女(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
お招きしてご自身の海外移動がもたらした影響や
Home感について語っていただくコーナーです。
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。
元帰国子女の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第25回目のインタビューは、二茅 理穂子さんのお話です。
・海外渡航歴1回
(東京生まれ/ 中学時代(12-15歳)シンガポール インターナショナルスクールに通う /
大学進学のために日本に帰国 /現在は、社会人3年目 )
・小学6年の中学受験2か月前に、急遽家族会議が開かれ、シンガポール行きを知らされた。
突如海外転勤を言い渡されても、学校の制服に憧れ受験をやり遂げ、中学に3ヶ月通った。
物事をやり遂げる経験は、現在振返ると良かったと思う。
・シンガポールの学校生活では、英語学習に焦る一方、現状をどこかで受け止めてやり過ごせる自分がいた。
ESLの友人はすぐに出来るも、メインストリームの友人を作りたい!と試行錯誤を重ねていた。イベントで如何に工夫を凝らしコミュニケーションを図るかと努力したと思う。
・大学受験のための英語学習(SAT高得点の獲得)は苦労した。
英語は苦手だった。現在振返ると、それなりに学習に時間を割いて頑張っていたと思う。海外に居るだけでは、英語は獲得できないのも事実だ。
・“変化”には強い。海外移動がもたらしたメリットだと思う。
現在の仕事において考えると、新しいチームや人々と協力して連携することは得意だと思う。
自分の意志を伝え、意見することも億劫ではない。
環境適応に長けているのは、過去の経験がもたらしてくれたものだと感じている。
・出逢い&別れの多い人生だ。
出入りの激しいシンガポールの生活。
たえず流動する友人たちだったが、現在でも連絡を取り合い、1年に1回は飲みに行き交流がある。
こうして考えてみると、別れても、その後再会は可能であることを実体験から理解出来ているのだと思う。
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※お詫び※
・音声開始後10:53~
シンガポールでは、「飲酒が18歳から許可されている」が正解です。「16歳からクラスメートが飲みに行っていた」と表現したかったところ、発言に若干誤りがありましたので訂正します。
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と語られる理穂子さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
理穂子さんのTCK体験をお楽しみください。
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代表/ 初田美紀子
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